宮崎市と新富町で多言語活動をしているヒッポファミリークラブ宮崎です。
アメリカにホームステイに行った、あるこどもがこんな話をしました。

「ホストが I hopeって言う時は表情が明るいんだよ。そのあとにいい話が続くの。
反対に I’m afraidって言う時は表情が暗い。そのあとに何かが出来ないという話が続く」
この子はアメリカに行った時「I hope」も「I’m afraid」も意味を知りませんでした。
しかし同じ状況で同じ音を何度も聞くうちに「どんな時にその音を使うのか」を理解しました。
私たちは学校で英語を習う時に「単語(熟語、文章)と日本語訳をセットで覚える」ということをしてきました。そのため「意味が分からないと話せない」と思い込んでいます。

でもちょっと考えてみて下さい。
何かをしてもらった時に言う「ありがとう」
食事の前に言う「いただきます」
外から帰った時に言う「ただいま」
意味を知らなければこれらの言葉が言えないでしょうか?
「ありがとう」は「有難い」=めったにないこと
「いただきます」は「もらう」の謙譲語の「いただく」
「ただいま」は「ただいま帰りました」の略
私たちはこんな意味など知らなくても、「この状況でこの音を使う」と理解して使ってきたはずです。

定例活動の最後に、みんなで輪になって手をつないで「再見(ツアイチェン)、再見、朋友メン。。」と歌います。
2歳くらいの子でもすぐに覚えて、もっと居たい時は「ツアイチェンしない~!」と泣いたりします。
意味が分からなくても、立派に言葉として使っていますね!
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