宮崎市と新富町で多言語活動をしているヒッポファミリークラブ宮崎です。
ヒッポには、高校生が海外の公立高校に10か月留学する「Year Long Program」(イヤーロングプログラム 以下「イヤロン」)があります。
行き先は、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの英語圏、さらにドイツ、フランス、スペイン、メキシコ、タイ、マレーシアなどの非英語圏もあり、毎年100名以上の高校生が10数か国に留学します。
このプログラムは25年の歴史があり、今までに約2100名が留学しました。
5月15日に、2023年度に留学を考えている人への説明会がオンラインで行われました。
話の一部をご紹介します。
ヒッポのイヤロンは3つの特徴があります。
1. 多くの人と一緒に留学準備をする
留学準備は一人でするものではありません。同期で行く人や、地域や全国のメンバー同士で繋がり、行く国の言葉を聞いたり話したり、留学体験を聞いたり、自分の気持ちを話したり、様々な活動を通して準備をしていきます。
たくさんの応援があることは、留学中に困難があってもやり通す力となります。
また帰国後も、多くの人に自分の体験を繰り返し話し、聞いてもらうことで体験が深まり、人としてさらに成長していきます。
さらに帰国後も行った国の言葉を話せる環境があることも重要です。留学後しばらくたつと言葉を忘れてしまうことが多いものですが、ヒッポの多言語環境があれば言葉を維持することが出来ます。
2. 準備期間が長い
毎年留学の申し込み締め切りは5月末と9月末。出発は翌年7~10月、また一部の国では翌年12月~翌々年1月頃です。
留学は大きな挑戦です。1年以上の時間をかけて、しっかりと準備していきます。
3. 多言語の環境がある
留学先では、行った先の国の人とだけ交流するわけではありません。一番仲良くなったのは他の国からの留学生だった、ということはよくあります。
また多くの国は多言語多民族社会です。
留学する国の言葉だけでなく、多言語を準備していくことで、留学先での自分の世界を広げることが出来ます。
カナダ、メキシコ、スペイン、イタリアに行ったイヤロンOBの体験談を聞きました。
行った国の言葉を交えての体験談はどれも聞きごたえがありましたが、その中の
「高校での留学は、大学以降とどこが違うのか」についてのお話をご紹介します。
2019年にスペインに留学した女の子です。
高校生になって週6の陸上部に入り慣れてきたところだったので、「次の一年抜ける」というのはすごく不安だった。
そこでイヤロンに行った姉に相談すると「高校生だと必ずホスト家族がいるので守ってもらえる。高校での留学は珍しいし、まだ子どもなので周りからのサポートも受けられる」と聞き、高校留学を決めた。
高校の先生にも思い切って話したら、留学に好意的だった。
出願した時は不安ばかりだったけど、仲間や言葉と出会ううちにやる気が出てきた。
留学に行く前は結果にこだわる性格だったが、スペイン人のプロセスを楽しむ姿を見て、大変なこともラクに考えられるようになった。
そして「やらないで後悔するよりやって後悔する方が得るものが大きい。高校留学を考えている人は、絶対やったほうがいいです」と力強く語ってくれました。
彼女の言葉は、高校留学によって新しい価値観に触れ、視野が広がったことを表しています。
大学以降の留学は、ある分野の勉強のために行く面が強いですが、高校留学は人間としての成長、人生経験の意味合いが強いと思います。
多感な時期に貴重な人生経験を積むことが、その後の人生に大きく影響することは間違いありません。
今、全国に高校生は300万人いますが、「手を伸ばせば留学に届く人=高校留学に関する知識経験が豊富な環境にいる人」は、ほんのわずかです。
詳しい話を聞いてみたい方は、下記から問い合わせてくださいね。
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